先日、地元紙の投稿欄にシンガポール在住日本人女性からの投書が掲載されていました。その前週の日曜紙で、シンガポール人夫婦の家庭内での役割分担に関する調査記事が載り、その記事に対しての意見で、元来女性の方が節約・貯蓄に対する意識が強いのだから、シンガポール人男性は奥さんに家計の遣り繰りを任せてもいいのではないかというものでした。
もちろん、共働きかどうか、収入によっても各家庭毎のルールがあるのですが、当地の男性は表面的には非常に親切で優しく、家事や子供の世話もよくやっていますが、金銭には女性以上にシビアです。家族で食事やスーパーへ買い物にいくと、日本人夫婦の場合、財布を握り締めてレジに向かうのは大概奥さん。こちらでは、旦那さんがレシートのチェックをしている光景をよく見かけます。日用品に限らず、デパートの洋服売り場でも試着室前で旦那が奥さんの着替えるのを待って、似合う、似合わないと批評しています。男性がいちいち普段の買い物に口を挟むなんて、とも思うのですが彼らがスポンサーならそれも仕方がないのかもしれません。
でもやはり、旦那さんの給料をそのままそっくり預かれる日本の主婦が一番。意外とこの日本の常識はここでは知られておらず、日本女性というと大概の外国人は男性優位社会で女性がしいたげられているというイメージ゛を持っているため、毎月奥さんからお小遣いをもらって遣り繰りしているのが平均的日本人サラリーマンという事実には結構驚くようです。もうひとつ、これは夫婦間ではなく友人と食事したり、飲みに行く時の支払い。
実をいうと貧乏症の私はこの恩恵にずいぶん預かってきたのですが、何故かここは飲食代金を割勘にしません。誰かが全員分まとめて払って、他の人達はご馳走様でしたと言って終わりです。もちろん、次の機会があればお返しはするのですが、中にはそれっきりの人もいます。
食事の際に店で割勘の計算をしたり、後日食事代の清算をするのは恥ずかしいことだと思っているようです。それに5、6人で飲んでもまとめて払ってくれるとはなんて太っ腹、格好良い。内心は泣いてる人も結構いるらしいですが。(ここの人はかなり面子を気にします。)
普段はHow Much?としつこく聞いてくるシンガポール人にうんざりもしますが、奢りのときばかりは憎めなくなってしまいます。