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ジェセル王のピラミッド

 ジェセルは第3王朝第2代のファラオであり、19年間の治世でサッカラの台地に階段状のピラミッドを築いた。高さは62mで6段あり、底辺は109×125m。ピラミッドの第一号である。この歴史的建造物の建設を直接指揮したのが、宰相のイムホテプであった。このピラミッドも元は以前の王の墓と同じようにマスタバ墳であったが、その上に増築を重ね、4段、ついで6段になった。地下には縦抗と坑道がはりめぐらされて、後の時代に掘られたであろう盗掘用の抗と区別がつかなくなっている。ピラミッドの周囲には壁がはりめぐらされ、出入り口用の扉が14も作られた。しかし、本当の扉は一つだけで残りの13の扉は偽扉となっている。盗掘者から守るためといっても、一つ一つ当たれば分かることなので、偽扉には呪いがかけられていたのであろうか、今となっては謎である。
 イムホテプは、この建設の功績からか神の列にのぼった。
 ジェセル王のピラミッドの周囲には、後の時代のウナス・セケムケト・ウセルカフ・テティのピラミッドが存在する。

 

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