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カフラー王のピラミッド
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高さ138.4m現136.4m 底辺215.7m現210.4m 入り口は2カ所ある。 東側の大スフィンクスが有名。 |
第4王朝第4代の王カフラーはクフの息子で、前王ジェドフラとは異母兄弟である。ギザの第2ピラミッドとスフィンクスを建造した。ピラミッドは、見た目ではクフのピラミッドより大きく見えるが、実際には低い。入り口は二つあり途中で合流して玄室に至る。玄室には、19世紀にベルツォーニが入ったが、すでにほとんど何もなかった。
スフィンクスはほとんどの時代で砂に埋もれることになるが、建造時期に近い時代では水に没している時期があったかもしれない。地下に空間があるが、ここは近年まで水没していた。また、胴体に残る水が流れたような跡は、水没を証明しているのかもしれない。ここにミイラを隠していた可能性もある。
クフ王の後継者は、本来カワラであった。カワラの母は、ヘテプヘレスにつながることからも圧倒的に上位後継者であった。しかし、実際には弟のジェドフラが後を継ぎ、さらにその後には、弟のカフラーが継いでいる。カワラはジェドフラに殺された可能性が高い。その証拠は、カワラの娘メルサンク3世の墓のカワラの肖像の上に兄弟間の争いの神話が刻まれているからである。しかしそのジェドフラもカフラーによって殺されたかもしれない。途中で放棄されたジェドフラのピラミッドがその証拠となるだろう。本来なら途中で死んでも後継者が後を引き継ぎピラミッドを完成させるからである。
カワラの謎の死も実はカフラーの陰謀かもしれない。カフラーがジェドフラをそそのかしてカワラを謀殺し、ジェドフラを傀儡にしていたのではないだろうか。しかし、ジェドフラが自立の姿勢を見せはじめたので頃合いを見て殺害し、自らファラオとなったのではないか。ジェドフラが神の子を名乗り始めたことや、ギザの台地にピラミッドを築かなかったことは、カフラーの支配力からの脱却を目指したものではなかったのだろうか。
しかし、このようなことがなくともジェドフラの命数は短いものだっただろう。カフラーの第2ピラミッドを見れば分かるように、クフのそれよりも見た目において高く建っているように見えるのは、彼の権勢欲の現われのような感じがする。
メンカウラー王のピラミッド
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高さ66.4m現62m 底辺108m 設計変更により、以前の入口は石で塞がれた。 以前の高さは30mぐらいであった。 |
カフラーの息子で第3ピラミッドの建設者。玄室には石棺と木製人形棺があったが、建造当時のものではなく、後のサイス朝の頃に復元されたものらしい。棺は船でイギリスに運ばれる途中の1838年、嵐に見舞われ水中に没した。ピラミッドが半分近く低くなっているのは謎であるが、オリオン座の三ツ星の光の強さに対応したのかもしれない。代わりにたくさんの自分や家族の像を残し、副ピラミッドも多くなっている。
ピラミッドには、仕上げとして化粧石がつけられるが、その化粧石の表面はきれいに削られて平らにされる。しかし、メンカウラーのピラミッドは、途中で放棄されている。ピラミッドの役割が変わり、葬祭殿などに重きが置かれるようになっていった。彼の息子のシェプセスカフは、結局ピラミッドを作らなかったことでもそれは証明されるだろう。
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