「キス・ミー・ケイト」
ビル・カルホーン(劇中ルーセンシオ)
昭和63年3〜5年 宝塚大劇場
<あらすじ>
俳優であり演出家でもあるフレッド・グレアム(大浦みずきさん)は
リリー・バネシー(ひびき美都さん)と離婚したばかりでしたが,女優で
あるリリーとの共演でミュージカル「じゃじゃ馬ならし」の公演初日が
迫っていました。リリーと上手く行かなくなったフレッドは酒場のダンサー
ロイス(梢真奈美さん)に色目を使われ,公演の重要な役に抜擢します。
しかもロイスは抜け目なく自分の恋人ビルの役までもせしめていました。
ある日公演の稽古を抜け出して博打に行って大損したビルはフレッドの
名前を借用証書にサインしてしまいます。まさに初日の幕が上がろう
とした時,ギャング(瀬川佳英さんと真矢みきさん)が借金の取りたてに
やって来ます。稽古中からロイスに焼きもちを焼いたりとフレッドとの仲
が上手くいっていなかったリリーは,公演をほったらかして出ていくと
怒っています。そこでフレッドはギャング達を使ってリリーに舞台を
務めさせる計略に出ました。おかしな衣装を身に付けたギャング達
はいきなりリリー演じる役の介添え人として舞台に登場し,共演者達
は驚きますが,ビルだけは必死で逃げようとしていました。結局
ギャング達のボスがクーデターに合い政権交代すると,ビルの作った
借金も帳消しになり,フレッドとリリーにつきまとうことはなくなります。
まだ終幕前というのに ギャングが立ち去り,リリーは出ていってしま
いました。舞台では終幕,ビル演じるルーセンシオとロイス演じる
ビアンカの結婚式のシーン。リリーの姿がないことに共演者達は気づき
ます。アドリブで共演者はリリーを呼びますがフレッドは「出てきやしま
せんよ」と投げやりに。そこへリリーが登場し,めでたしめでたし。
<一口メモ>
場末のダンサーが恋人の力を借りて大きな舞台に出演できることに
なったっていうのに,毎日ひらひらと遊び回っているビル。いつも恋人
に叱られっぱなしです。気のいいお兄さんみたいな人。「でも彼女が
1番好き」と歌うミュージカルナンバー「ビアンカ」は女役さん一杯に
囲まれて 幸せそうに歌っておられました。
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