| 3億円事件 第1話 |
「どういうことですか?」 副社長はゆっくりと答えた。 「話せば長くなるんだが・・・・」 「実は我が北洋製薬は警察の内定を入れられているんだ。」 「どうしてですか?現金強奪とどんな関係が?」 「ま〜ま〜」 副社長はなおも続ける。 「まずなぜ警察の内定を入れられているか?だが・・まずこの資料を見てほしい。」 そういうと副社長は俺にグラフがぎっしり書かれた資料を渡された。 見るとそこには北洋製薬が開発した”アソシエータ"という薬とそれを投与された人のその後の経過がグラフとして表されていた。 「これが何か?」 「その資料の24ページを見てほしい。」 ぱらぱらとめくる。 そこには「アソシエータとB肝炎およびC型肝炎の発症率」という題で アソシエータを投与された人のその後のB肝炎とC型肝炎の発症率がグラフで表示されていた。 そのグラフを注意してみると、そこには驚くべき調査報告がなされていた。 なんと、アソシエータを投与された人の打ち、その後75%以上の人がB肝炎とC型肝炎にかかっているのである。 「これは・・・」 「そう内が開発したアソシエートは本来心臓疾患の患者に使われるのだがB肝炎およびC型肝炎の発症率が以上に高いのだ。」 「そこで調査をはじめた。そこであってはならないことがわかったんだ。」 「最終ページの最終報告を見てほしい」 「・・・はい」 おそるおそる最終ページを見た。 するとそこにも驚愕の事実が書かれていた。 ―――――最終報告書――――――― アソシエートの原料は人から輸血された血液であり、 可能性としてはB肝炎およびC型肝炎のキャリアから採取された血液が生産過程で十分に殺菌されず、 B肝炎およびC型肝炎ウイルスが製品に混入した可能性がある。 アソシエートは現在12万人に投与されており、早急に何らかの対策が必要。 ものすごい極秘資料だった。 これがばれれば北洋製薬は廃業に追い込まれるだろう。 「これが世間にばれれば大変なことになりますね。」 「そうだ。われわれはうまくこの事件をもみ消さなくてはならない。 そこでだ。君の出番になったんだ。」 「どういうことでしょう?」 「われわれは功事件をもみ消すことにしたんだ。」 「いまだかつてない額の現金を強奪し、うまく時候まで逃げてもらう。マスコミはこぞってこの事件を取り上げるだろう。 そしてわれわれの過失は世に葬られる。」 「そういうことですか。」 「そこでわれわれはいまだかつてないよい人材が必要になったんだ。」 「そこで選ばれたのが君だということだ。」 「やってくれるね!」 「・・・・」 「少し時間をください。」 「よしわかった。もし答えがYESなら一週間後この会社にきてくれ。」 「わかりました」 |
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