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Opinion 2

このHP開設時に書いた拙文の再収録です。
マテルがバンダイと提携して3年目、状況は変わってきたと言えると思いますが…。
下に追記しています。 02/3

 

ピンクボックスの不満 99/12
Complaint

ここも過激です。

最近、マテルはバンダイと業務提携した。

であるから、将来バービーがどのように日本で展開されるのか、一消費者にすぎない私には分からない。

ただ、今よりもっと良い環境が整えられることを祈るばかりである。

分からないことを言ってもしようがないから、今回は、これまでマテルジャパンがピンクボックスに行なってきた仕打ちを告発…いや、タレコミをしてみよう。

 

マテルジャパンは日本でバービーを売るに際して日本独自の展開が必要であると考えたらしかった。

卓見である。

この考えのどこにも不満はない。

ただ、展開の仕方がいかにもまずかった。

日本だけのフェイスモールドで、ピンクボックスを発売した。

最初、これはクローズドマウスで、ネプチューンフェイスを使用したので、アメリカのコレクターからも注目されたくらい、この商品はなかなかのものだった。

「フラワーデート」、「おともだちバービー」など、質の良いものが並ぶ。

この最初期のピンクボックスは正解、かつ成功だったと私も思う。

そしてこのラインの最良のものが「うたうことり」(ソングバード)だった。

***

このラインで「お誕生日バービー」という上品なドールもあり、これも名作だと思うが、とりあえず、「うたうことり」は、アメリカでのオープンマウスの下品な顔に比べ、格段にすぐれたものであって、日本が生んだバービーのうちで最高作である、と私は言う。

そして悲劇は、これ以上の名作をマテルジャパンは生み出すことが出来なかった、ということにあった。

以後、「なかよしバービーちゃん」「その他」など、愚にもつかぬ駄作が並ぶ。

99年になって発売された「「プリティ・イン・プレイド」の日本版(日本名を忘れた)、および「クールブルー」の日本版(同じく)はとくにその最もたるものだ。

なぜわざわざ日本バージョンを作るか、その理由が分からないDOLLたちだからである。べつにわざわざ(顔を)変える必要などないのではないか。どう変わったかというと、間抜けな顔になった、というだけのことなのだ。

これでは改悪だ。

変える必要などない。むしろ変えないほうがはるかに良い。

日本で受ける顔、というつもりで作ったのであろう。しかし、余計なお世話というものだ。日本人の少女が、本当にあのような間抜けな顔のバービーを好むものかどうか、疑わしいかぎりである。

ある意味でメーカーの傲慢と言ってさえ、或いは良いかも知れぬ。

註) プリティ・イン・プレイド日本版は、ヴィヴィアン・スーにちょっとばかり似ていなくもないので、ほんとうはきらいではない。

しかし、日本製フェイスモールドも、今回のマテル=バンダイの業務提携で終止符が打たれるかもしれない。

だとしたら、大変歓迎すべき提携である。

我々は、やっと、日本顔バービーから、逃れることが出来る(しかしそれでアニメ顔になってしまったら元も子もないが)。

***

しかし、ピンクボックスの問題は、もっと他にあるのである。

その最大のものは、日本に入ってくる数が少ない、ということと、フレンドドールがなにひとつ入らない、ということであろう。

先ほどの日本製モールドとの関連もあり、日本ではピンクボックス自体が大変少ない。

最近で言えば「バブルフェアリー」も、「ビーズブラスト」も、「ベリーベルベット」も入らなかった。「フリップン・ダイブ」も、「ビヨンドピンク」も……少ないというより、殆ど無視されている、と言った方が早い。

なぜかは分からない。

多分、バービーを商品展開できるスペースが、それほど大きくないからだろう。日本には、ほかの国にはないジェニーもリカもある。そんなにバービーばかり沢山置く事は出来ないのである。

バービーのフレンドドールが発売されない、というのも、いかなる理由があるのか知らないが、それゆえに、テレサとか、ミッヂとか、名前だけ有名でも、手に入りにくいドールが高値を呼ぶのだけは、何としても不都合極まりない。

 

それに比べてコレクタードールは随分と入手がしやすくなった。

それは大いに認められるところである。

多少入荷が遅いとはいえ、トイザラスへ行けば、我々はかなりの割引値段でコレクタードールを手に入れることが出来るようになった。

コレクタードールの、日本に入ってくる数が多くなったということである。多くなりすぎて、困るくらいである。

だが、それでも、コレクタードールは沢山あるが、ピンクボックスが殆どない、という状態はいささか異常、というか不均等なのではないか。本末転倒だという気がしてならない。もともとバービーも、子供達のプレイドールであることに変わりはないからだ。

だからして、この供給の恣意的な異常環境は、マテル・バンダイの提携がなったこの機会にぜひ改善されるべきだし、またされなければ、メーカーの怠慢であると言われたとしても、弁解は出来ないであろう。

 

02/3

これを書いた頃は、メーカーのことは考えたこともなく、ただ消費者として思ったことを書きなぐっていただけでした。

最近(12月)バンダイの方とのバービークラブに参加して、バービーという商品が、日本ではなかなか黒字に結びつかない現状も知り、厳しい世界なのだという事が分かって来ました。
私たちの間では、バービーは趣味の楽しみで、言わばつきない夢であり、夢を託す憧れの存在なのですが、それはまたおもちゃでもあり、私が99年の項の最後に書いたように、子供のプレイドールであって、子供が対象の商品でもあるのです。

商品である以上、売れなければなりません。また、競争の激しい世界で、売れるような魅力のある商品作りをしなければならない。
アメリカで売れているといって、日本でも売れるとは限らない。
商品として優秀でも、売れる、売れないはまた別問題でもあるのです。
なかなかむつかしいものがあるという事を、最近分かって来ました。

バービーのプレイラインは、コンビニでも扱うようになりました。
日本独自のガシャポンも登場して、アメリカに逆輸入されている現状です。

ピンクボックスに関しては、HIP2がヒットして、日本ではピンクもなかなか楽しい展開になって来たのではないでしょうか。
アメリカでの発売状況からすると、とても貧弱なものですが、でも逆に考えると、アメリカでの発売数が多すぎる、ということも言えるかもしれません。

アメリカではとにかく、発売される種類が多い。
コレクタブルは大体カタログもあり、日本でも発売状況は把握出来ますが、プレイラインの種類はあまりにもバリエーションがありすぎて、日本では分かりづらいし、多すぎて覚えられないでしょう。
そこまで忠実にアメリカと同じように発売する必要もないのかもしれません。

バンダイからいただいたバービーの2002年のリーフレットを見て、日本発売商品にわくわくしています。
バービーを愛する者として、何よりもバービーが日本で定着することを望んでいる次第です。

(何だか最後は来賓挨拶みたいになった/笑)


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