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bittERcoil






 指定の場所は深夜でも人の流れが絶えないサービス・ステーションだった。
 端末から中継されてるニュースを眺める。見る事はしない。
 火星の状態、空気の流れ、人間達のざわめきの感覚を掴む。
 喉が乾くとカウンターでエスプレッソを飲んで渇きを癒した。

 火星はドームや道路設備でも乾燥した空気に乗って微細な砂埃が舞い込む。
 ACのエアインテークや取り付けるフィルターがやたらイイのが作られているのは、大事な機械を傷めないようにする為だと知った。端末から流れる企業のCM。
 喉の渇き、口の中に溜まった埃臭さを洗うためカップを空にする。


「苦くないのですか?」
 控えめな声で、隣でサンドイッチをつまんでいた男が問うてきた。外見は50代くらい、に見える。
「昔は苦かったな。確か」
「今は苦くない、ということですか」
「ああ。
 旨い、というものでもないがな」
「苦みを感じない?」
「…何?」
「貴方は『苦み』という感覚を感じない種類の人間なのか、と訊いているのです」

 この男。
 さっきから隣で、サンドイッチをかじっていたこの男。
 まさか…知っているのか?

 感覚や記憶の一部が欠落している者…ACのパイロットの中でも『処置』を受けている者の事を。 
 

「俺は…苦みという感覚を、とうの昔に忘れた」
 俺の答えに、男はかすかに眼を細めた。
 笑っているように見えなくもない。

「普通の人間でいたければ、人間のフリをしていたいなら、苦みを感じているように演技しながらソレを飲みなさい」

「苦みを感じない、という俺がまるで人間じゃないような言い方だな、それは」

「失礼。
 気を悪くなされたのなら、謝ります。ただ、これだけは覚えておいて下さい。
 此処で、火星で生き延びたかったら微かな苦みでも感じる取るようにする事です。此処は地球の、地下世界と違って頭上には広い空が有りますから」
「…どういう事だ?」
「貴方がRAVENで、火星でもRAVENで在ろうとするならば、いずれ解ります。
 忘れたとはいえ、『苦み』という感覚を感じ取らねばならないという意味が」

「『苦み』を感じる事を思い出せと?」
「人間が『苦み』という味覚を持っているのは、生存機能、防御反応のひとつです。
 苦みを有するモノは身を害するモノだという認識機能。だから、苦みを感じ取れるように感覚を研ぎ澄ましていなさい」
「ご忠告、アリガトよ…
で、大体オレの事、そっちは掴んでいるようだから本題に入ってくれないか?えーと…」

 ストラング、と彼は名乗った。

 右手は差し出さない。
 いずれ、任務では向かい合わせに立っているかも知れないのだから。



 それにしても、苦みについてオレに忠告を垂れたストラングは知っているのだろうか?
 苦みはクセになるというコト。

 煙草もカフェインも麻薬も苦いというコト、クセになったらヤめられないというコトを。
 RAVENという稼業も。






to be continued to 'ARMORED CORE 2'.




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 昨日も述べたが、FanFictionが『書けなく』なっている。特にSlashだのコード801系列。
 取り敢えず、手が自動書記モードに突入して身体が勝手に『書きたがっている』ブツから書いてみるコトにしてみた。


 アドリブ一発勝負書き。
 で、何なんだろうね、コレ。
 クズ文章っぷりスぎて死にたくなってくる。

BGM AceCombat 3: Electrosphere