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オーケストラ(主に舞台モノ。オペラとか)のメモ







 時たま、気が向いた時とか。
 たまたまテレビのチャンネルを合わせた時に演ってたら、観るようにしてます。
 オペラ。

 クラシックやオペラは冷遇気味なのか、わりと深夜に放送されているので、見るのは大抵、眠れないとき。

 で。

 何か、最近のオペラって。変です。
 特に衣装とかステージの魅せかたと、ステージそのものの使い方。

 面白い。

 徹底的に、リアルな衣装と演出、小道具や歴史背景を追求した衣装とステージが有る一方。(←メッツ、のがコッチ系)

 リアルな装飾を削ぎ落とし、シンプルに再構成(アレンジ)した衣装とステージ。(←バイロイト音楽祭のヤツ、全般)


 テレビで見たオペラや舞台モノなクラシックでステージの使い方なんかが面白かったヤツのメモ。
 その程度のコトを、此処でやってます。ハイ。
 ストーリーの詳細は面倒なので割愛。モノによってはン世紀前から繰り返し謳われている歌詞や話なので省略。
 主な、眼ェつけて見ればヨイ登場人物くらいはメモ。


TEA

サントリーホール・2002年10月のヤツ。
作曲はタン・ドゥン、という映画『グリーン・ディスティニー』の音楽作ったヒト。

主な登場人物
聖饗<セイキョウ>→日本の皇子
蘭<ラン>→唐の皇女。セイキョウが好きらしい。
唐の皇子→ランの弟。シスコン。
陸<リク>→『茶経(book of TEA)』の作者、陸羽<リュゥウ>の娘だか弟子。

 …何やら、唐の王宮にペルシャの皇子が「馬千頭と唐の皇子が持っている『茶経』という書物を交換して欲しい」と申し入れて来るワケですよ。で、皇子が大事な本だけど交換しようとするとセイキョウが「その『茶経』は贋物だ。私は本物を読んだことがある」と言いがかりを付ける。で、真偽を確かめて、嘘ついてるならテメーの首、寄こせや、という。そんな話。

 歌詞は英語。
 でも声の使い方は中国の京劇とか、中国の歌の歌い方です。一息の延ばした音を、音の高さを変えながら歌う。

 楽器が「水を張ったガラスのボウル」だの「紙」とか「演奏者が譜面台の楽譜を一斉にめくって発てるる音」とか「石ころを手の中で打ち合わせる」だの…普通のオーケストラで使う「整然とした、デジタルな音」と「同じ音を発することは無い雑然とした音を出す楽器」で作った音楽。

 板を渡しただけ、な感じの素っ気ないステージに対抗するためか衣装がスゲェ。フィノワ、という方だったと思うが…紙で出来ているんじゃなかろうか、という花束のラッピングのようなスゴイボリュームの衣装。布で作っているような重さが見ていて感じられ無い。


放送時間が遅かったのでビデヲに撮って見たらノイズで音割れてて見れはするけど聞けたもんじゃない。
CDがDVD出たら買う。

あと話を読んで行く上での大事な科白は最初のあたりで唐の皇子と皇女が演じている『猿王』の「真の経典を求めて天竺へ行くとこです」「(玄奘どのが)真の経典を天より得るまで、生ある限り私は決して剣を置きません」という科白だと思う…。


アイーダ
ベローナ・野外劇場・2001年のヤツ。
作曲はヴェルディ。

主な登場人物
アイーダ→アムネリス付きの侍女。エチオピア人。ラダメスを密かにラヴ。実はエチオピアの王女。
ラダメス→エジプト人。将軍。要するにエジプトのエリート。アイーダを密かにラヴ。
アムネリス→エジプトの王女。ラダメスを大っぴらにラヴ。

 …まぁ、この3人の恋愛戦争国家危機バナシです。(←全然説明になって無ェ)


 劇自体の上演時間・夜

 ステージ中央部分にプール(劇中の場によってはナイル川、となったりする。)
 プールの両サイドに角柱が3×4、12本ずつ立っている。客席からは見えない部分から角柱の上に上れます
 背景部分にピラミッド(途中の段に、四角い出入口。コレが照明のやり方で神殿の出入口になったり、墓所になる)


 なお、ピラミッドは階段状になっており、出演者が上り下り出来る。
 そして古代ローマのコロシアムのような野外劇場、というハードを生かしてピラミッドの後はコロシアムの階段状の客席を『見せ』ており、そのまま背景・ステージの一部としている。
 柱、ピラミッドの色は青。
 出演者(エジプト国民)は青いベルベットのケープ(青、は必ず入っている)、上着。銀のニット、シルバーメタリックのボディスーツ。
 髪を必ず冠、銀糸のニット、ラバーキャップ等でピッチリと『隠して』いる。

 銀の、水銀で出来たマネキンのように見える扮装をした人々(ペイントかと見まごうような首までピッチリと覆う銀色のボディスーツ、スイミングキャップのような同じく銀色のキャップや布で覆った髪)が『神』の演技(出陣式のシーン。直立不動で神像の、動いて精霊の演出?)。

 ピラミッド、階段、柱、それらに映る影の使い方が巧い。

 ちなみに、エチオピア側の衣装は黒、プレート状の銀色の鎧。

 オペラの、凱旋シーン前の間奏曲(?)。
 演出する人によって、使い方はいろいろあるけれど。
 このアイーダでは戦闘シーンのイメージをバレエでやってます。
 メインにエジプト軍(男)、エチオピア軍(男)、それぞれの間を銀色のボディスーツに短剣持った女(勝利の女神?)が行ったり来たりする。結局、エジプト軍の男の腕の中におさまり、リフトで間奏、終了。
 ちなみに、メトロポリタンの場合は凱旋パレード、見せてます。

バレエ・ロミオとジュリエット
作曲・ショスタコヴィチ
指揮・ロストロボヴィチ
バレエ・リトアニア国立バレエ団
演奏・新日本フィル

(↑で正しいのかうろ覚え。間違ってる部分、見つけた方、タレコミ希望。)
 登場人物は…有名だから省略。シェイクスピア、参照。


 ステージの中央にオーケストラが居る。(←此処からして、キテレツ)
 オーケストラもステージのセットの一つであり、指揮者以外、全員衣装を着ている。衣装の色は全員茶色。人によっては帽子も装備。なお、オーケストラの配置は円座。

 ステージはオーケストラが居る部分を境に、手前側と奥手、高さを変えて分割。大体1mくらいの段差が付けてある。
 手前←→奥の移動は階段が設けられていて、ダンサーはオーケストラの中を通っていって移動。
 (オーケストラ=街、街人扱い。なお、オーケストラの居るステージは手前側。低い方のステージ)

 で、奥手のステージはジュリエットさんの家。キャビレット家のナワバリであり、人々の服は緑っぽい。キャビレット家・首脳な人々の衣装は濃い緑。(ジュリエットのみ、白)
 手前側ステージはロミオさん家。人々の服は赤っぽい。ロミオのみ、白。

 なお、このバレエ。
 指揮者が作曲者(故人)の知人のおかげで、最も作曲者の狙いに近い演出であり、音楽の楽譜は旧・ソビエトの編集や改ざんが入る前の状態のモノ(要するにオリジナル。原版)を使用。
 音楽を『魅せる』ステージ、というのが理想だったらしい。このバレエ。
「バレリーナの美しい脚が、音楽を指揮するのではないバレエ。オーケストラを舞台手前のピットに隠さないバレエ。バレリーナの技術を披露するべき所では音楽は一歩、退いた状態になりますがあくまでも『魅せる』のは音楽が基本」だそうな。

喜歌劇・こうもり
1983年12月31日上演
イギリス・コヴェントガーデン歌劇場
指揮者:ブラシド・ドミンゴ
作曲:ヨハン・シュトラウス 

主な登場人物 (結構、多いのでコレだけ押さえてオケ、な連中)
アイゼンシュタイン→ロザリンデの夫。ファルケ博士の悪友。法廷侮辱罪で一週間ほど投獄される予定。
ロザリンデ→アイゼンシュタインの妻。美人。人妻でもモテモテで困っている。夫の遊びクセにも困っている。
ファルケ博士→黒幕。

 …ファルケ博士の、仕返し話です。まぁ、仕返しくらいしたくもなるわな…何の仕返しか、は見た方がヨイ…(不親切解説)。

 マジで指揮者がドミンゴです。あの3大テノール言うたら名前が必ず挙がるドミンゴ。彼は「歌わない」。
 「こうもり」は内容自体が前編ドタバタなギャグ話なのですが…このステージでは指揮者も含めて徹頭徹尾ネタ満載。
 豪華なオマケも搭載という最強っぷり。
 劇中のセリフで
「(次に登場する男性歌手が) またテノールだったら困るわ」だの
「ここは監獄だ!歌劇場じゃない!騒ぐな!謳うな!」
「実はボクは歌手なんだ…コヴェントガーデンで歌っている」
 なんて、序の口。

 第二幕のパーティのシーンで「パーティの余興」としてオペラの本編とは別口で「オマケ」なステージ物が入ってます。
 バレエ、とかね…。

 「こうもり」の本編は崩さず、イロイロと豪華な遊びゴコロ満載。


■ 正面玄関