Operation DAY (Based
on game ' Cyber Commando ' ? Disclaimer)
ハンガーへ向かうエレベーターでヘッドセットを身に着ける。
通信機能ON。
テストを兼ねて、オペレーターに文句を垂れる。
「…オレは休暇前に『余程の事が無い限り、ぜってー呼び出すな。久々のお楽しみ、なんだからな』っつーたがな」
「申し訳ありません。
まさか『お楽しみ』の真っ最中とはこちらも予想できませんでした」
「因果な商売だよな、軍人ってのは。ゆっくりヤってるヒマもありゃしねぇ。
で、状況は?ブリーフィング・ルームでの打ち合わせもナシ、とっととハンガーで暖気ってるスレッドに乗り込んで待機って事はかなりヤバいんだろ?
簡潔にたのむわ」
喋りながらもエレベーターを降りて、エンジンが既に回っているサイバースレッド、と呼ばれる特殊戦車にIDパスを入力。
搭乗。
パイロット搭乗を感知してインテリアが起動。機体のセルフチェック、自動スタート。
通信機能がヘッドセットからスレッドのモニターへ移行。映像付きで説明が続けられる。
「地球衛星軌道ラグランジュ・ポイント3で建造中のスペースコロニーと回線が断線。外部からの通信はすべてキャンセル。物資搬出入ゲートが総て閉鎖の完全孤立状態になったのが4時間前。
1時間と20分前にスラスター操作でコロニーの周回軌道に変化を確認。
軌道が修正されない限り、あと50時間後にはコロニーは地球重力圏内から脱出不能。ハワイ諸島の東30km近辺に墜落します」
「で、俺がやるべき事は?」
「コロニーの南極側から特殊戦車(サイバースレッド)で単独侵入。
テスト運用中のセントラルシティからシビック・パーク経由でファクトリー3Fへ侵入。コロニー監理コンピューター『ラーマ』を停止させて下さい」
「めんどくせぇなぁ…コロニー、アステロイド迎撃用の攻撃衛星使って吹っ飛ばしちまうってのはナシか?」
「作業人員が5万人、コロニーの中に閉じこめられて居ます。第一、シリンダータイプで長径10kmの物体、巧くバラさないと大気圏で燃え切らない、破片が太平洋沿岸のアジア一帯に降りそそぎます。
その上、『外からハードなやり方で止める』のは既に試しました」
狭いコクピットのシート下から取り出したサイバースレッド用のグロープを着けながら最後の言葉に眼をむいた。
「………で、どうだった?
出撃準備止めないって事は、まだコロニー、浮いてんだろ?」
「迎撃をコロニーから、正確にはコロニーに配備されている周辺の障害物除去用のスレッドから受けました。
情報軍の分析では『ラーマ』が野生化したか、外部からのウィルスの侵入を受けたかは不明…」
「んなこた、どーでもいい。
手っ取り早い話、『ラーマ』を説得できる状態にするか、説得も利かない状態なら速攻で壊せばいいんだろが」
「そうなります。ただ、『ラーマ』と通信不能になる寸前に、『ラーマ』が戦闘用のサイバースレッドと特殊武器の設計図を軍本部からダウンロードした形跡が有ります…あの、大尉は怖くないのですか?」
「コワイ?ああ、怖いね。
まぁ、巧くいっても失敗しても、どのみち怖いかどうか、悩まなくていい状態になってるだろうからな。
悩んだり怖がる前に、やれるだけの事はやってみるさ。
情報軍にラーマが停止するか隙が出来次第、コロニーの操作系をパクれるようにオーダーしといてくれ。
じゃ、行ってくる」
こーゆー感じだったかなー、と。
出撃前のデモを解説つけて長くすると、な。かなりうろ覚え。ゲームじゃパイロットは『出ない』んだけどさ。