36=2*2*3*3
36→1.2.3.4.6.9.12.18.36
※ 96経由で来る事を推奨 ※
「そうですね。
でも内監がなかなかに面白い『誤解』をしているので、お知らせした方が良いと思いまして、ね」
訝しげな表情が浮かぶ。どうやらジェサイアは興味を持ったらしい、と確認した上でスタインは続ける。
「内監は貴方の様子が変・・・失礼、型にはまらないのは以前からの事だと半ば諦めていますが、奥方が『様子がおかしい』と相談に来る状態、となると話は別です。
残念な事に、奥方は貴方に・・・自分勝手な部分があるということは承知している部分がありますから、奥方が『おかしい』と言うからには相当おかしい状態なのでしょう」
「・・・・・・・・・・何が言いたい?」
「内監の、ほとんどの者はこう推論しています。
『次期ゲブラー司令官とまで言われている人物が近頃特に様子がおかしくなったのは、家に入れた<ラムズ>に何らかの弱みか何かを取られ、脅迫されている為ではないか。そうでなければたかが<ラムズ>のゲブラー入り、エレメンツ候補などと言う事態は有り得ない』」
「面白い『誤解』だな・・・」
「全くです。結局のところ、どうして貴方は最近おかしいのです?」
笑いを含んだ眼でじっと見つめられ、ジェサイアは一瞬、戸惑った。
彼の話し方。嘲いに近い笑いの色。
「おかしい?俺は・・・内監から見ればいつだっておかしいだろ?<ガゼル>の伝統だの形式だのを踏み倒しまくってる。踏み倒しまくってお前らが家畜扱いしている地上人だろうと能力があるならそれ相応の部署に配置してるが仕事の結果に問題は無い」
「答えになってませんよ」
「答え?俺に言えるのはそれだけだ」
話はこれで終わりだ、とでも言いたげにジェサイアは二本目の煙草も床に落とし、燻る火を爪先で踏み消す。
「ちゃんと答えてくれないと、困りますね。
・・・近頃、眠りが浅く、短くなっていませんか?」
煙草を踏み消していた足が、全身が強ばる。
どうしてスタインがそんなことを知っている?
「訳も分からず、苛ついて仕方なくなったり・・・」
「誰にだってたまにはそんなことも有るだろ」
「たまには、ね・・・たまにだったら良かったのかもしれませんが・・・」
滑るような動きで音も無くスタインが近づく。
何か、得体の知れない物・・・首筋の辺りがざわつく感覚・・・を覚え、ジェサイアは反射的に、後ずさった。
「・・・寄るな」
「何を、怖がっているのです?」
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■ 正面玄関