物語はボードレール姉弟妹の3人が海辺で遊んでいると、屋敷が大火事で、両
親もろとも灰になってしまったことを告げられることから始まる。
その時から、彼らの身の上は不幸極まりないものとなる。
悲しんでいる間もなく、3人はオラフ伯爵という欲張りで意地悪な親戚に預け
られる。そこでさんざんこきつかわれ、寝る場所も食べる物も満足に与えられ
ずに暮らすのだが、ある日、劇場を所有しているオラフ伯爵は、3人を劇に出
してやろうという計画を立てる。
しかしこれには、ボードレール家の遺産を横取りしようというとんでもない裏
があったのだ。命さえも危険にさらされたこの悪巧みに、3人はどのように立
ち向かうのか。
両親をなくしたばかりの罪もない子ども達が、悪い大人にだまされて、不幸な
目にあう気の毒な話なのだが、姉弟妹の性格描写や、スニケット独自のユーモ
アの世界が笑いを誘う。児童文学のジャンルに入ってはいるが、上等なユーモ
アに、大人も十分に楽しめる世界である。
<注意!>
上の文章は原書の感想である。このとおり、あるいは少々割り引いても、
絶対に面白いはずの話が、翻訳、装丁、挿絵・・・などなどのひどさで、
ありきたりの話になってしまっている。
せっかくのスニケットの文章や本のディテールなどへのこだわりが、全く
理解されていない。断じて許せない出来事。
まさに、シリーズの最悪のはじまりだ!
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