Harry Potter and the Prizoner of Azkaban by J.K.Rowling
ハリー・ポッターシリーズ第3巻。
人気のハリポタシリーズ、この3巻の日本語版は、予約だけで50万部売れた
という。 評判に違わず、面白い。原書で読んだときも興奮したが、再度翻訳
で読んでも、面白さは減少していない。
だいたいは原書で読めば、翻訳版は買わないのだが、このシリーズの場合は作
者の造語などを、どんなふうに訳しているのかが非常に楽しみで、両方買わず
にいられないのだ。
今回はミステリー仕立てと言ってもいいくらいの、わくわくどきどきの展開。
厳重なアズカバンの刑務所を脱走した、例のあの人ヴォルデモートの一番の手
下と言われるシリウス・ブラックと、命を狙われるハリーとの戦いだ。しかし、
大きなどんでん返しが用意されている。シリウスと言えば、第1巻の最初で、
ハリーを運ぶためにハグリッドに大事なオートバイを貸した魔法使いだ。その
シリウスがなぜアズカバンに囚われていたのか、どうして脱獄できたのか。
そして、ハリーの両親を殺した本当の犯人は・・・?
あちこちで、1日で読みました!というコメントを目にする。それほどに息も
つかせぬ展開で、しかも非常に込み入っている。タイムトラベルまで出てくる
のだから、相当綿密な筋立てが必要だ。1巻でのシリウスのオートバイの件に
しても、この3巻の話のために、なくてはならないものだったことを考えると、
作者の緻密な計算に驚くほかない。
この巻では、ハリーがダーズリー一家に我慢できなくなって、家を飛び出す。
とうとうハリーがやってくれた!という思いとともに、少しずつ大人になって
いくハリーを感じる。
もちろん友情の大切さとか、親子の愛情という、ほろりとさせられる部分もあ
る。そして何よりも、シリウス・ブラックがかっこいいのだ!
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