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WWU FIGHTERS

 こいつはすげぇぜ!!

 いきなり叫んでしまったが、興奮しまくりの私です。Jane’sブランドから発売されたフライトシミュレーターなんですが、最強の出来です。以前DEMOで体験してはいたのですが、それに磨きをかけて製品版はリリースされたのでした。上のスクリーンショット、雲が3Dでできているのです。まるで本当に雲の中にはいったような擬似体験させてくれます。パソコンのパワーが必要なことは確かなのですが、これを機会にグレードアップをする人続出か!?

 ゲームのメインとなるバックグラウンドは1944年 ベルギーのアルデンヌの森における、ドイツ軍の反攻作戦となっています。俗に言う「バルジの戦い」です。バルジといえば冬の悪天候で連合軍の航空機が飛べないところを見計らって、陸軍と武装親衛隊がクサビ状に連合軍陣地にくいこみバストーニュ陥落寸前までいきながら、天候の回復とともに連合軍爆撃機の鬼のような爆撃に後退することになった。というところが有名ですが、このWWUファイターズでは天候が回復し、戦線が膠着したあたりからの航空戦が舞台になっています。そう、ボーデンプラッテ作戦です。

 プレイヤーはアメリカ軍・イギリス軍・ドイツ軍 のいずれかに所属し、戦うことになるのですが、ゲームメニューは クイックミッション・シングルプレイ・キャンペーン・マルチプレイ から選べるようになっています。さらにミッションビルダーによってオリジナルのMAPを作成し、それでシングルやマルチをたのしむことができます。かなり複雑に設定できて デフォルトのシングルプレイMAPと同等もものが作成可能です。

クイックミッション

陣営関係無く、好きな機体で好きな航空機と戦うことができます。1対1だけでなく複数の機による乱戦もできます。USNFシリーズのクイックミッションと同じ、と言えばピンとくる方も多いでしょう。

シングルミッション

各陣営ごとに予め用意されているシチュエーションを好きに選んで遊べるモードです。

キャンペーン

1944年12/20〜12/25までの作戦期間を、連合軍またはドイツ軍のパイロットとして参加します。連続したミッション数は各28個。

マルチプレイ

LANやインターネット等を通じて他のプレイヤーとクイックミッションかシングルプレイを楽しむことができます。特にシングルでは全員同じチームになり、AIの操る敵を協力して相手することができます。(もちろん敵味方に分かれてもOK)
 参加できる人数は8人までですが、インターネットでは4〜5人が限界かも。(デスマッチ時)



グラフィック

 ナイスな出来映えです。おそらく現在までリリースされているフライト物のなかでベスト3に確実入るでしょう。(私が持ってるなかでは最強!)

  いかすスクリーンショット>Bf109対P47 

 解像度は3Dカードによってもちがいますが、私の環境では
 RivaTNT・D3D(640X480〜1280X1024)
 VooDoo2 一枚挿し(640X480〜800X600)
となっています。TNTの1280X1024なんか ほとんど壁紙用の3DCGではないかと思うほどの緻密さです。だだしフレームレートは平均6〜8といったところですが・・・。所謂ハイスペックといわれるPCでの実用解像度としましては、全てにおいて快適さを求めるならば800X600。オブジェクトが多数のときに ある程度のカクカクを我慢できるなら1024X768といったところでしょうか。そのときの背景状況にもよりますが、前者では毎秒18〜25フレーム 後者では12〜18フレームぐらいです。

 

 3Dカードによる画質の違いですが、VooDoo2のGlideは当然ですが、驚いたのはD3D画面の美しさです。これら全てのスクリーンショットはTNTのD3D出力によるものです。いままでのD3Dはカード間の互換性重視のためGlideに比べると画質や描画速度がおとっていたものですが、WWUによってその定説は破られたといってもいいでしょう。完全3Dパネルでありながら、他の2Dパネルよりも出来がいいコックピットや、機銃の曳航弾の表現、そして攻撃をうけ、だんだん壊れていく機体など斬新な表現ばかりです。 機首に被弾した後、急降下で回避行動している途中取り付けがもろくなり、風圧に耐え切れなくなったエンジンが突然もげて飛んでいったのをコックピットで目撃したときはビックリしました。

サウンドエフェクト

 音関係にも力はいってます。まずオープニングムービーのバックに流れる40年代のアメリカンポップスがいい味だしてます。フライト中のBGMも戦争映画っぽく作られていて、オーケストラ風味に仕上がっています。
 次にエフェクト音ですが、4スピーカーに対応しており、視点の向きによってエンジン音や射撃音が変化するようにできています。そして煩雑に聞こえてくる味方の無線音声。ドイツ語も当然サポートしてますので ドイツ機乗りも納得です。ヒアリングに自信がなくてもテキストが画面に表示されるので安心です(当然英語ですが)
 味方がやられたときの絶叫や、急旋回したときの機体のきしみとパイロットの苦しそうな声など、今操縦してるんだなぁと実感させてくれます。

フライト

 フライトエンジンはイージーからハードまでの5段階に変えることができ、シューティングライクからシビアな操縦まで選べます。失速やスピンなどは マイクロソフト製のCFSなどに比べると幾分起き難くなっていますが、私はこれはこれで 違和感なく飛んでいますし、けっしてアーケードライクなフライトシムではないと思います。

 操縦する上で重要視してるのがコックピット視点の位置です。あんまり照準機に近すぎるとリアル感がないし、計器を中心にした視点だと ドックファイトのとき不便です。人それぞれ気に入った視界を確保できる機能があります。それがシートアジャスト機能です。  キー操作によって 「チキチキチキ」っと車のシートを設定するように視点を上下前後に変えるのです。それによって視界確保と計器視野の両立ができるようになってます。計器はパネルについている物だけでなく、別ウインドウで3個見ることもできますので、それと併用すれば普通は大丈夫でしょう。ナイスなポジションを設定できれば 操縦がとても快適になりますので ぜひやってみて下さい。
 それと 所謂HUD視点といいましょうか、照準機のクロスへヤーだけが画面の中心に表示されるモードや爆弾視点、外から視点などもありますので、必要に応じて変更するとゲームの進行がらくになります。HUD視点のみで最初から最後まで飛んだのでは味気ないので、戦闘中ほとんどコックピット視点で飛んでいますが、ウエイポイントに移動中などは、オートパイロットにして外ビューで景色を眺めています。

 入力デバイスなんですが、残念ながらFFBジョイスティックには対応してませんでした。期待していただけに残念です。(1.08パッチで対応予定)

オブジェクト 

 一度に画面に登場する航空機や戦車などのオブジェクトは同時期に発売されたヨーロピアン エアーウォーに比べると少ないのですが、いままでのシムでよくあった自機とウイングマンの2機だけで任務を遂行するやつと比べたら月とすっぽんの数です。やはり味方の部隊とともに出撃するときは気分も盛り上がります。

 P38の爆撃からトラックを守る4号対空戦車

 兵器ユニットは多いのですが、地形、とくに木が少ないです。テクスチャーで表現された森は上空から眺めるかぎりでは非常に綺麗なのですが、地表すれすれ付近ではそのテクスチャーにポツリポツリと点在しているだけです。この辺の処理は森が立体的に表現されているヨーロピアンエアーウォーが一枚上手かと。
 そして驚きなのが、兵器を操作しているクルーがちゃんと再現されていて、野砲を操作していた兵士が、敵の攻撃で砲を破壊されたあと脱出し逃げ惑う様子が操縦していても確認できるってのがすごいです。あと、爆撃の巻き添え食って 辺りを走り回る鹿もいます。

 機銃撃てば薬莢が翼からばら撒かれますし、すごい細かい作りで納得ですね。

 マルチプレイ
 

はっきり言って あまりよい出来とはいえません。どうしてかといいますと・・
 * プレイヤー間のデータのやり取りが上手くいってない。たった二人のマルチでも、片方では敵が全滅しているのに、もう片方ではまだ戦闘中だったり。

 * ウエイポイント間の移動をリアルタイムで飛行しなくてはならない。結構な距離を飛ばなくてはいけないのにスキップが出来ないとなると マルチでは時間の無駄になる。

 * ミッションの成否が判りにくい。画面にミッション成功とかのメッセージが出ないので、いつまでも敵を探してしまう。ゲームを終了した後にでてくる一覧表でしか確認方法がないのか?

 * 待機ロビーが最初の待ち合わせ時にしかない。1作戦終了の度にIPアドレス入力から始めなくてはいけない。はっきり言って面倒。 

 などです。多少の不便さは我慢できてもデータの同期が取れないのは痛すぎです。デスマッチなら問題ないのですが、マルチの醍醐味はAI機を相手にする協力プレイにあると思うので納得いかないです。

 マルチプレイの不具合や新機能などを解決・追加するパッチが出ていますが、日本代理店版のWWUには当たらないという状態になっています。これはEAスクエア版を購入した人全てに起こっている症状なので、はやいとこスクエアに対応パッチをリリースしてもらいたいものです。
(EAスクエアより代理店版のパッチリリース。しかしUS版にNewパッチが出たため、早急な対応を求む!)

takeさん&Teruとその仲間達



 なにはともあれ シングルプレイにおいては良い出来なので私としてはナイスなゲームであるとおもいます。

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