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Stg3 Ausf C/D 

 

   

 ストックが一杯あるのに、ある計画のためにドラゴンの3号突撃砲C/D型を購入しました。計画と言うのは、T35と組み合わせて小林源文の劇画「狼の砲声」のワンシーンを再現することです。(いまだ実現しておりませんが)
 手にいれてからしばらくはマニュアルと突撃砲モデルフィーベル1を眺める日々が数日続き、一週間悩んだ後 意を決して禁断のアベール製エッチングパーツまで購入したのでした。 黄金に輝くエッチングは怪しい光を放ち、これから始まる苦労を忘れさせてくれるようです。アベールのエッチングは初めてで、他社のものよりパーツが多いようです。眩しさにくらくらしながらも400番の紙ヤスリで軽く擦り塗料の乗りを良くします。

 ドラゴンのキットはB型からリリースが開始されたV突シリーズの一つで、原型がかなり初期のものであるため実物とは少しスタイルが違うそうです、が あまり気にせず行くことにします。
 ビニールから取りだし触ってみると思いの他油っぽく、いつもより長めに洗浄することになりました。 自然乾燥させたあと、エッチングのマニュアルをひろげて車体後部を中心にパーツを付け替えていきます。慣れないエッチングパーツは非常に手強く、瞬間接着剤で車体後部はデコボコの表面となってしまい、後からヤスリで削るはめになったのでした。

 ここで車体を仮組みして 隙間がないか確認します。戦闘室後部と車体との隙間はエッチングにパーツがあったのでそれをはめ込みます。完成時には車長ハッチだけを開けた状態にする予定なので、装填手ハッチのほうは接着してしまいます。 このとき開口部から中をのぞくと「ギャランドゥ」なのが丸見えになってしまうことが判明。急きょ内部をそれっぽく再現することにしてジャンクパーツ漁りをしました。

 内部にはタミヤの旧3号突撃砲G型の砲後部を切った貼ったの末に取りつけました。プラバンと真鍮線で資料も見ずにかなり適当にでっち上げてます(ふいんき ふいんき)。さらに砲手用ハッチ開口部からも中が見えてしまうため、砲手のフィギュアも乗せてました。車長を乗せるとほんの僅かな隙間からしか中を見ることができなくなります。苦労は報われるのか?
 
 おもいっきり「なんちゃって戦闘室内部」です。潜望鏡の取り付け方なんて大嘘です。
 主砲を根元から付け替えてしまってますが、前部をそのままに内部部分は無稼動にすれば簡単だったといまさら気づいても後のカーニバル・・・・
 
 フィギュアはジャンクから見つけた戦車兵をつぎはぎして乗せてます。車長と砲手が異様に近いですが、物理的に配置変更が無理なため まぁここも気にせずいきます。外から覗ける部分を埋めるのが目的でしたので 一応目標達成ですかな?

 約10日間、ひたすらエッチングパーツ造りに精をだす。 途中までテープにくっ付けて作業するも (MOCHIさんのHPで紹介してました) そのテープがなくなり、ピンセットで摘む、ピシッと弾く、サルガッソーの絨毯を捜しまわる・・・・と言った具合で エッチング使わなきゃ素組みのキットなら1つ完成できたのではないかというくらい手間かかりました。
 一通り工具類を作りましたが、クランプとかが実寸より大きめのようです。しかしこれ以上小さいと とてもじゃないけど私には組み立てられません(TxT)。可動にもできますが、面倒だし接着してしまいました。
 クランプが外れた状態の部分があったりして統一感がないですが、戦闘の衝撃で外れたということで(く、苦しい言い訳・・・)

次に車体に手を加えたところとしては、横の装甲版のリベットの追加・誘導転輪付け根の合わせの悪い部分を調整・後部車体上下の接合部分をプラバンで再現、ついでに合わせ目をPカッターで切れこみを入れ、2分割風にしました。
 後部泥除けの車体に延びるアームが寸足らずなため プラ材で延長してます。あとは御約束のライトケーブル・手すりを真鍮線で造りなおしなど、ちょこちょこ手を入れてます。

 塗装。
 車体と足回りを別々の状態で、サーフェイサー → フラットブラック全体 → ジャーマングレー → フラットホワイトにジャーマングレー少々混ぜたものでハイライト → (ここで完全に組み上げる) → フラットホワイトにフィールドグレーを混ぜたものとフラットシルバーでドライブラシ。  キャタピラはフラットブラックの上からジャーマングレーを軽く吹きつけ。  パステルの茶・黒・グレーで調子を整え完了。

 

 そして今回の目玉(?)である対空識別国旗です。大戦初期にドイツ空軍機に味方であることを知らせるために車体上部にとりつけられていたものです。
 この製作には、プリンターでTシャツプリント用の熱転写シートをつかいました。 タミヤSd.kfz223の説明書についている型紙をスキャナで撮りこみ、色つけ、出力したのです。ただ、そのままのサイズだと装甲車サイズで戦車には小さめだったので、横6cmにサイズアップしました(オリジナルは4.5cm)。

 印刷したシートを布に転写するのですが、素材には綿ポリ混合のワイシャツの切れ端をつかいます。ワイシャツはキメが細かく、引っ張っても隙間ができないため丁度いいです。 アイロンを使い熱圧着!シリコンシートで表面処理してとりあえず完成。 ただそのままだと白っぽいので、エナメルフラットレッドでドライブラシの要領で着色しました。パステル黒で軽く汚して、その後糸でロープを再現してちゃんと完成です。調子こいて大量生産してしまったので、ポーランド・バルバロッサあたりの車両作るときはけっこう使いまくるかもしれませんです。

  初のエッチングパーツ使いまくりの作品でしたが、慣れないもので良く見ると瞬接で隙間が埋まってしまったりしてまだまだの出来ではありましたが、いい経験になりました。結構ご馳走様状態なので、当分は素組みを基本で作っていきたいなぁと思う次第です。